2008年12月23日

1987年有馬記念

いよいよ待ちに待った有馬記念です。

この年の有馬記念は、奇跡の復活をしたサクラスターオーや、
ダービー馬メリーナイス、女傑ダイナアクトレスやマックスビューティ
などが出走し、戦前の予想では、サクラスターオーの断然人気でした。

この日は、会社の後輩と中山競馬場へ出かけました。
この時代は、FM放送とのタイアップでラジオ付きヘッドフォンを
500円で貸してくれるサービスがあり、そのヘッドフォンを借りて
競馬をするのが気に入っていました。

携帯ラジオで競馬放送を聞くこともありましたが、場所によっては
ラジオが入らなくていらつくことがあり、その点FM放送はどこに居ても
聞くことができたのが気に入る理由でした。
まだ、オーロラビジョンなどの設置もなく、場内のTVモニタも数が少ない時代でした。

自分は、この有馬記念はメリーナイスから総ながしを決めていて、
偶然にも後輩もそうでした。

しかもボーナスのほとんどをそれにつぎ込んでしました。
来れば、100万単位の金が入る予定です。

いよいよ有馬記念が発走します。
不思議なことにこのとき、場内の放送が途切れていました。
しかし、自分たちはFM放送を聞いていたので場内の放送が
途切れていても内容はFM放送から聞こえてきます。
「お〜っと。メリーナイスが落馬です。メリーナイス根本康弘が落馬です。とFM放送から聞こえてきます。
おもわず、自分と同僚は「え〜。メリーナイス落馬?」と口に出していました。
すると隣にいた見るからに○や系の2人が「兄ちゃん。今なんていった?何も聞こえねーんだが。」と質問します。
自分たちは、「ラジオでメリーナイスが落馬したって言ってます。」
と口ぐちに説明しました。
するとその○系の2人は「終わった。ことしの競馬は終わった。」と
持っていた馬券をその場で投げ捨てます。
ほどなく、場内のアナウンスも入ってきました。
「大変なことになりました。メリーナイスが落馬した模様ですと」
すると一斉にあたりがざわつきました。
さらに第3コーナーから第4コーナあたりで今度はサクラスターオーが
競争中止のアナウンスが入りました。
もうあたりは騒然とします。
しかもレース結果は4−4の万馬券で、人気馬総くずれの結果。
自分も同僚もしばらくそこから動くことができず、
同僚などは、しゃがみこんだまま、「しばらく休ませてください」
とその場にうずくまったままです。

さすがに最終レースをする気力もなく、1987年の競馬は終わりました。
posted by 万馬拳 at 13:25| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする